デジタル・Webマーケターに興味があるけど、実際どんな風に働いているのかなかなかイメージが湧かない方も多いはず。
本記事では、Web系の事業会社でWebマーケターとして働いている僕の1日を流れを例としてご紹介します。
日々のスケジュールなど、具体的に働くイメージを持つことができますよ。
Webマーケターといっても仕事内容は多岐に渡ります。会社の規模や事業内容、事業会社かクライアントワークかなどにもよりますし、担当者や事業の状況にもよってくるので、あくまで一つのサンプルとしてご参考くださいませ!
Webマーケターの1日のスケジュールサンプル
さっそく確認していきましょう!よくあるのは、下記のような1日の流れですね。
- 09:55 メールチェック
- 10:00 業務開始!数値チェック
- 10:10 優先度の高い思考系タスク
- 12:30 お昼休み
- 13:30 優先度の高いタスク
- 15:00 ミーティング(1)
- 16:00 ミーティング (2)
- 16:30 優先度中程度のタスク
- 18:30 優先度低・その他作業系のタスク
- 18:50 明日のスケジュール確認+メール返信など雑務
- 19:00 業務終了 / 退社
- (※19:00〜 ボーナスステージ)
基本的に、大中小の様々な案件や施策が同時進行することが多いです。ですが1日、数週間、数ヶ月ずっと同じ案件に集中して取り組むこともあります。
ですので状況次第で、かなりスケジュールの内容は変わってきますね。
ちなみに以前はオフィス出社+時々リモートワークでしたが、2020年2月以降は完全にフルリモートで勤務しています。
以下で細かいタイムラインを見ていきましょう!
09:50 メールチェック
業務を開始する前に、ざっとメールやSlackなどのメッセージをチェック。緊急・重要な内容やすぐ返信できるものは、その場ですぐ返すようにしています。
10:00 業務開始!数値チェック
始業は10時です。Web系の会社はこの時間に業務開始するケースが多いですね。頭の体操も兼ねて、まず事業KPIなど、昨日・朝時点の各種重要指標の数値をざっと確認します。
数字に異常値などがある場合は、サイトでエラーが発生していたりすることもあるので、そうした緊急案件がないかをチェックしておきます。
また日々数値を追っていると、事業・サービスで必要な数値感覚が徐々に掴めてくるので、割と重要なルーティンです。
あと個人的に先に確認しないと気になってそわそわしてしまうので、先に確認してます(笑)。そうしていると頭も徐々に冴えてきます。
10:05 優先度の高い思考系のタスク
朝はいま抱えている仕事で、最も重要なタスクを最初に考えます。状況によって異なりますが、基本的には企画や戦略面を考える時間に当てることが多いです。
比較的ライトなものだと、WebサービスのUI改善や機能実装、新規コンテンツ案、ABテストなどの施策を企画したり、中程度だと今季のオウンドメディアのSEO戦略や運用・オペレーションの策定など。
また大きな戦略レイヤーのタスクだと、クォーター・マンスリーなどのサービス全体のグロース戦略や施策の洗い出し、優先度の組み立て、サービスブランドをどう中長期的に構築していくかなどを考えたりしてます。
どういった内容に取り組むかは、事業・サービス、会社の状況によって日々変動する感じですね。
12:30 お昼休み
お昼になると会社メンバーとランチに行ったり、場合によっては外部とのランチアポが入ったりといった感じです。
最近はリモートワークで家に籠もっているので、近くの定食屋さんでランチしたり、弁当を買ってきて食べることが多いですね。
定期的にZoomで会社メンバーとランチしたりもしますが、リアルで一緒に食べた方が個人的には楽しい……。無い物ねだりですが……。
ランチついでにメールなどもチェックしたり、息抜きに本や業務に関連するWeb記事を読んでインプットしてます。
13:30 優先度の高いタスク
ランチ後は先ほどの仕事の続きです。考えたことをテキストなどで整理整頓し、資料として共有できる形にしたり、ブラッシュアップしたり。
あと次にミーティングが入る場合は、その時にシェアする流れや内容を準備することもあります。
15:00 ミーティング(1)
先ほど考えていた企画・戦略案件について、社内のメンバーと打ち合わせをします。
Web系施策の企画内容についてすり合わせるなら、社内のデザイナーさんやエンジニアさん、マーケティングチームのメンバーと。
コンテンツ周りの企画なら、社内のSEO・コンテンツ担当メンバーと。
大きな戦略周りなら経営陣を交えて。
その時抱えている案件によって、関わるメンバーやミーティング内容は異なる感じですね。
16:00 ミーティング(2) / 外部との打ち合わせなど
先ほどとは別プロジェクトについてのミーティングです。Webマーケターは基本的に大中小、様々なプロジェクトを同時並行で動かすことが多いです。
場合によっては外部のパートナーさんと打ち合わせしたり、ライターや編集者さんの採用面談、社内のエンジニアやデザイナーさんと簡単な壁打ちをしたり。
またミーティングはバラバラな時間に入れると思考が断裂するので、1日にまとめたり、続けて実施するようにできる限り調整しています。
16:30 優先度中程度のタスク
夕方以降は、優先度が比較的中程度のタスクを進めていきます。
- 別プロジェクトの施策企画
- Webコンテンツの企画・編集
- データ集計・分析
- 競合・マーケットのリサーチ
- Webサイトの情報更新
- 施策リリース前の最終確認・デバック
などなど。
また先ほど実施した打ち合わせ内容を踏まえて、企画内容を再整理したりも。
18:30 優先度低・その他作業系のタスク
終業間際は、優先度の低いタスクや、思考しなくてもできるような作業系のタスク・雑務をやります。
メイン業務で発生した細かい確認事項の下調べや議事録の整理、施策のライトなネタだし、経費や請求書作成したりといった感じです。
18:50 明日のスケジュール確認+メール返信
明日のスケジュールやMTG、アポイントメントの確認や、メールやメッセージの確認・返信をします。
19:00 業務終了 / 退社
19時には業務終了です!
基本的には業務時間内に仕事が終わるようにしていますが、そうならないことが多いですね……。ベンチャーなのでタスクボリュームが多いこともありますが、純粋に僕の力量不足もあるので日々精進しています。
ちなみに残業はすべて個人の裁量(Web系はそういう会社が多いかと)なので、全く設けない日もあれば、30分や1時間で終わることもありますし、それ以上の場合もあります。ボリュームは状況に応じて調整しています。
そもそもWebマーケティングの仕事内容は?
Webマーケターは、主に下記3点について企画立案から施策の実行、施策の効果検証と改善まで一連の流れを担当します。
- 1. Webを活用した集客・プロモーション
- 2. Webサイト・サービスの改善
- 3. 再訪問者・リピーターづくり
より多くのユーザーを自社のサイトやサービスへ集客し、集客したユーザーが商品購入やお問い合わせをしてくれるようにサイト・サービスを改善していくのが主な仕事内容です。
Webマーケティングでよくイメージされる「Web集客」に関して言えば、主に下記のような手法があります。
Web広告 | ディスプレイ広告、リスティング広告、Facebook広告、アフィリエイト広告など、予算を出し広告を出稿することで集客する方法 |
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SEO対策 | 検索エンジン最適化。Googleなど検索サイト内での掲載順位を上げることで集客する方法 |
SNS運用 | Twitter、Facebook、Instagram、また最近ではTicTok、YouTubeなど動画コンテンツ、Voicyなど音声コンテンツなど、多用なSNSメディアを運用して集客を狙う方法 |
Webマーケティングといっても範囲が広大で、集客だけに限ってもやることは多岐に渡ります。しかしどの手法や仕事内容にしろ、根底となる施策の企画や進め方の考え方・流れはおおよそ同じです。
Webマーケティングの具体的な仕事内容については下記記事で紹介しているので、良かったらチェックしてみて下さい。
参考:Webマーケティングの仕事内容・必要なスキル
Webマーケティングを仕事にする3つの方法
Webマーケターの1日の流れをなんとなくイメージできたところで、最後にWebマーケターになる方法も合わせてご紹介しておきます。
結論をまとめると、未経験からWebマーケターになるには基本的に実践での経験を積むしかなく、下記3つの方法があります。
- 1. 就職・転職してWebマーケターになる
- 2. Web関連職に就・転職、社内異動し、Webマーケターを目指す
- 3. 個人でWebサービス・ブログを運用し実践経験を積む
個人的には実際の現場でサービスの仮説検証して反応をみて、改善してを繰り返していくことでしか現場で役立つ力は身につかないと思います。
未経験からWebマーケターになる方法やステップについての詳細は、下記記事に実体験を交えてまとめています。良かったら参考にしてみてくださいね。
未経験からWebマーケターになる3つの方法まとめ【現役マーケターが解説】
Webマーケターとして就・転職するのにおすすめなエージェントは?
具体的にWebマーケターとして転職したいなら、IT領域に強い就・転職サイト・エージェントに登録して、気になる案件があったら気軽に話を聞いてみるとよいかなと思います。
色々な就・転職サイトがありますが正直大きな差異はなく担当者にもよるので、有名どころはすべて抑えておくのがおすすめです。僕も色々登録しています。
ただし大手と専門エージェントだと、案件数やサポートの質が異なってくることも多いです。
- 大手エージェント:案件数が膨大にある。一方でサポートが弱いことも。
- 専門エージェント:案件数は少ない。しかしITやWeb領域に知見があり、少数精鋭なので適切なサポートを受けられる可能性が高い。
大手・専門エージェントそれぞれを1〜2個組み合わせて活用すると、それぞれの強みを活かしつつ、弱みを補えるのでおすすめですよ!
面談して話を聞いて微妙だったら、別のところで話を進めればOKです。
(1)【人材大手&充実サポート】doda(デューダ)
人材大手のパーソルキャリアが運営する転職サイト。大手・優良企業を中心に日本最大級の求人数を掲載。エージェント機能もあり、履歴書、職務経歴書などのアドバイスも丁寧にしてくれます。
(2)【圧倒的求人数】リクルートエージェント
株式会社リクルートが運営する転職エージェント。業界最多の圧倒的求人数が魅力です。一般公開している求人の他、10万件以上の非公開求人を取り揃えています。
(3)【Web・広告業界で最大手】マスメディアン
Web・広告・マスコミの分野で最大規模の転職・就職エージェント。宣伝会議が運営しています。業界・職種に精通したキャリアコンサルタントが、転職をサポートしてくれます。
(4)【IT業界特化】Green(グリーン)
IT・Web企業が多く利用する転職・求人サイト。メガベンチャーからスタートアップ、中小のIT企業まで幅広い企業が掲載されています。
具体的にどうWebマーケターとして就職・転職するかや、エージェント活用のコツ、おすすめな就・転職エージェントの詳細については下記記事も合わせてご確認ください!
未経験OK!Webマーケティングでおすすめな就・転職エージェント&サイトまとめ
就・転職や独学が不安な方は、Webマーケの専門スクールに通うのも選択肢!
いきなり就職・転職したり、独学が不安という方は、Webマーケティングの専門スクールに通うことも選択肢のひとつです。
スクールでは練られた学習カリキュラムが用意されていて、メンターや講師と相談しながら学習を進めることができるので安心です。
Webマーケティングは独学で進めるのが難しい側面もあるので、自分1人では行き詰まってしまう部分をサポートしてもらえますよ。
またスクールによっては就・転職のサポートが受けれたり、転職や副業の案件を紹介してくれる場合もあります。上手に活用して、自身のキャリアに活かすことをおすすめします!
スクールの選び方やおすすめなスクールについては、下記記事で詳細をまとめています ↓↓
Webマーケティングのおすすめスクール・専門学校&講座比較まとめ
まとめ
デジタル・Webマーケターは、大小様々な案件を、社内外の色々な人と関わりながら進めていくことが多いです。
事業会社の場合はプロジェクトの優先度などによって、どのようにスケジュールを組み立てていくのかの裁量は自分次第ですね。
担当者や会社によっても異なるかなと思いますが、実際に働いたらどんな1日になるのか、スケジュールのイメージが湧いたなら幸いです。
もしチャレンジしてみたいなと思ったら、ぜひ思い切って行動してみてはいかがでしょうか。とてもスリリングで楽しい職種ですよ!
おすすめな転職サイト・エージェントについての詳細はこちら ↓↓
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