そういった疑問を持たれる方は多いのかなと思います。
結論から言えば、Webマーケターは大変で地道なことも多いですが、スキルも身につき数字で目に見えて結果が出るのでとてもやりがいのある仕事です!
また業務内容の幅が広く常に新しいインプットを求められるので、知的好奇心も大いに満たしてくれるはず。
僕は未経験からITベンチャーで働き、Webマーケティングに関わり早5年目です。
コンテンツの企画・編集やSEO対策、メディア運営、プロダクトのUI/UX改善の企画・ディレクションなど、領域を広げつつWebマーケティングに関わることは色々とやってきたかなと思います。
ということで本記事ではWebマーケティング未経験の方向けに、Webマーケティングの仕事内容から魅力ややりがい、大変なことについて僕の実体験を交えてご紹介します。
あくまで1例ではありますが、今後のキャリアの参考にしていただけますと幸いです。
未経験からWebマーケターになる具体的な方法やステップ、おすすめな転職エージェントを早く知りたい方は、下記記事に詳細をまとめています ↓↓
Contents
Webマーケターとは?Webマーケティングの仕事内容
そもそもなのですが、マーケティングって何をすることだと思いますか?
Wikipediaには、下記のような説明がありました。
マーケティング(英: marketing)とは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。
参考:Wikipedia
ちょっと堅苦しい内容ですが、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」に集約されている気がします。
つまり価値ある商品・サービスをつくり、適切に集客し、売り上げろってことです(笑)。
もちろん自社商品を売るだけではなく、採用など目的が変わればマーケティング上の課題も変わってきます。
個人的にはマーケティングの領域は、事業・ビジネスをつくり伸ばすこと全てが対象になると思っています。
どうしたら売上・利益が上がるのか、仮説をもとに施策を頭が禿げるまで考え、実行し、結果が出るまで地道に改善を続ける、そんなイメージです。
Webマーケティングは、その意味の通りマーケティングのうちWeb上でできることをやる感じですね。
- ユーザーの求める価値あるWebプロダクト・サービス、アプリをつくること
- ユーザーにとって適切なWeb上のチャネルで集客すること
Webマーケターに求められるスキルは??
上記を実現するために、Webマーケターに求められる基本スキルは以下のような感じかなと。
- ロジカルに物事を整理・アウトプットできる力
- 課題仮説・分析力
- 解決策の企画・提案力
- プロジェクトの推進力(仮説構築、分析・検証、改善、運営の一連の企画・実行力)
- チーム、関係者と円滑にコミュニケーションできる力
- チームビルディング力
- PL、BSの最低限の理解
特定の課題解決を求められることが多いので、ロジカルに課題の分析・施策の立案ができることは必須です。
1つの施策で結果を出すことはなかなか難しく、成果を出せるまで地道に改善を重ね精度を上げる粘り強さは結構重要な気がしますね。研究者とか理系の人だと、割と近しいものはあるかもしれません。スタンスとしては、常にインプットしスキルを磨くマインドも必要です。
また戦術・施策レベルだけでなく、事業戦略レベルで思考できると更に付加価値が高い感じですね。
それらのベーシックな力に加えて、
- 対象/関連領域のマーケットやビジネスモデルの理解
- Web上での集客に関わるスキル(SEO、広告、SNS、メルマガ、アフィリエイトなど)
- プロダクト改善の知識(開発、UI/UXデザインなど)
- サービス価値の創出・ブランディング
- PR・広報
- オペレーション構築
- データ分析、統計の基本知識
- 心理学・行動経済学やマーケティングの知識
のような専門的なスキルも掛け合わせで必要になってきます。事業領域によっては法務などの基礎理解があるとよいかもです。
ただしWebマーケターといっても、コンテンツやSEOしかできなかったり、広告運用しかできなかったりと、人やキャリアによって対応領域は様々な印象ですね。徐々に広げていけると良いのかなと。
やることめっちゃ多いし、色々と知らないといけないことがありますが、知識がなくても現場で身につけていけるので心配無用です(むしろ現場でしか身につかない)。
面白そうでワクワクしますよね(笑)。
もっと具体的な仕事内容や求められるスキルについては、下記記事で解説しています。
Webマーケティングの仕事内容・必要なスキル
企画の考え方などはこちらも参考に ↓
【改善施策】企画立案の7ステップと考え方・進め方のコツ
Webマーケティングの魅力ややりがいは?
ここでは、Webマーケターとして働くこと、Webマーケティングの仕事の魅力ややりがいについてご紹介します。
1. 結果が数字で分かる
Webマーケティングでは、ほとんどのことが明確に数字化されます。どれくらい流入や閲覧が増えたのか、どれくらいCTR(クリック率)やCVR(購入率)が改善したのかなど。
自分が企画し実行した施策が、サービスや事業の改善にどれくらいインパクトがあったのか客観的に把握できるので、そこはかなり面白いところです。
なぜ数字が改善、もしくは下がったのか要因仮説を考え、施策が想定通りハマったときはかなり快感ですよ(笑)。
2. インパクト・責任のある仕事ができる
Webマーケティングの成否は、ビジネスやサービスの成功に直結します。
サービスの規模にもよりますが、購入率を0.1%とか1%上げるだけで、売上が数百、数千、場合によっては何億円と変わることだってあります(それがとても難しいのですが……)。
担当するプロジェクトや施策によっては、会社や事業・サービスに大きなインパクトを与えることになります。
ですので、そこでしっかり成果を残し続ければ、ビジネス上より責任ある仕事やポジションを任されるようになるはずです。
3. 専門的なスキルを磨ける
Webマーケティングは先程も紹介した通り、仮説構築力など土台となるスキルはもちろん、専門的なスキルも現場で磨いていくことができます。
また扱う領域は集客方法だけでもSEOや広告、SNSなど多岐に渡る上、WebプロダクトのUI・UX、ブランディング、データ分析などがかなり広大です。
満遍なくできるようになるのはかなり大変で、かつそれぞれの領域もかなり奥が深いので、極めようと思えば相当時間がかかるでしょう。
逆に言えば、学ぶ意欲さえあればどれだけでも専門性を広げ、磨いていけるのがWebマーケティングの醍醐味でしょう。
スキルの専門度や掛け合わせ次第では、市場価値の高い人材になるチャンスもあるはずです。
4. 常に新しい知識やスキルのインプットができる
上記の専門的なスキルとかぶりますが、Web業界はかなり動きが早いので、常に新しいインプットをしていく必要があります。
どんどん新しいツールや技術が出てきますし、以前のマーケティングノウハウがわずか数年で陳腐化してしまうことも。
なので日々の情報感度を高めて、その時最善な打ち手が取れるように準備していることが望ましいです。
5. 磨いたスキルはどんな仕事や職種、個人の副業でも生かせる
Webマーケティングのベースとなるのは課題解決力。そこで培った仮説構築、課題分析、企画、プロジェクト推進力などは、この先どんな仕事でも役に立つスキルと言えます。
さらにWeb・デジタルマーケティングを重視する企業が増えているなかで、Web上での集客、プロダクト・サービス改善などの専門的なスキルで活躍できるチャンスは多いはず。
またSEO対策やコンテンツ制作、広告運用など、Webマーケティングの副業案件も割とありますし、個人でブログやサービスを立ち上げ改善するときにもWebマーケティングの経験はかなり役に立ちます。
Webマーケティングの大変なことは?
続いて、Webマーケティングの大変なことについても合わせてお伝えしておきます。
1. 数字で結果が求められる
Webマーケティングは数字で結果が明確に分かるとお伝えしましたが、逆に言えば、数字でしっかりと成果を上げることが求められるということでもあります。
シンプルに結果主義ですね。成果が上がっていなければ数字として現れます。施策によってはビジネスに大きな影響を与えるので、それだけプレッシャーもあります。
そんな簡単にはいかないのが常なので、なかなか成果が上がらないことが続くと初めはシンドイかもしれません。
2. 地道にリサーチ・改善していくことが求められる
Webマーケティングというと、面白そうとか華やかな印象を持つ人もいるのですが、決してそういう面だけではありません。
ひたすらリサーチや分析をしたり、コンテンツをつくったり、SNSやメルマガを投稿したり、小さな改善を積み重ねたり……。
1発ホームランを狙える施策ももちろん中にはありますが、成果を出すまでに地道にコツコツ実行することも多いです。特にSEO周りはかなり時間がかかります。
3. 常にインプットし、スキルを磨き続ける必要がある
Webマーケティングはスキルの領域が広い上に、Web業界自体廃り流行りが早いです。
成果を上げる打率を上げるためにも、自ら常にスキルを磨き続けることは大切ですし、新しい技術やノウハウもインプットし続けることが必要です。
そもそもそうした学び続ける姿勢やマインドがないと、Webマーケターとして追いついていくのが大変かもしれません。
Webマーケターはどんな人におすすめ?
色々とこれまでの話をまとめると、Webマーケター、Webマーケティングを仕事とするのに向いている人は下記のような人かなと思います。
- 1. 結果を目に見える数字で残したい人
- 2. ロジカルに考えるのが得意な人
- 3. 人の行動や心理に興味のある人、気遣いができる人
- 4. 地道なことも粘り強くできる研究者気質の人
- 5. スキル意識・情報感度が高く、好奇心旺盛な人
- 6. インパクト・責任ある仕事をやりたい人
- 7. 仕事好きな人(笑)
- 8. IT・Webサービスが好きな人
新しいことが好きだったり、好奇心旺盛で学ぶことに貪欲な人はかなり楽しめかと思います。思考力や専門的なスキルを磨きたい人にもおすすめです。
それなりにハードでやりがいのある仕事なので、仕事好きじゃない人、楽な仕事をしたい人には向いていないかもです。
あとやはりWebサービスに関わる仕事なので、ITやWebサービスなどに興味があると尚良しなのかなと思います。
Webマーケターに向いている人、向いていない人の詳細について ↓↓
未経験からWebマーケターになるには?3つの方法を解説
最後に、未経験からWebマーケターになる方法も合わせてご紹介しておきます。
結論をまとめると、未経験からWebマーケターになるには基本的に実践での経験を積むしかなく、下記3つの方法があります。
- 1. 就職・転職してWebマーケターになる
- 2. Web関連職に就・転職、社内異動し、Webマーケターを目指す
- 3. 個人でWebサービス・ブログを運用し実践経験を積む
実際の現場でサービスの仮説検証して反応をみて、改善してを繰り返していくことでしか現場で役立つ力は身につかないと思います。
Webマーケターとして転職したいなら、IT領域に強い就・転職サイト・エージェントに登録して、気になる案件があったら気軽に話を聞いてみるとよいかなと思います。
色々な就・転職サイトがありますが正直大きな差異はなく担当者にもよるので、有名どころはすべて抑えておくのがおすすめです。僕も色々登録しています。
面談して話を聞いて微妙だったら、別のところで話を進めればOKです。
(1)【人材大手&充実サポート】doda(デューダ)
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未経験からWebマーケターになる方法やステップについての詳細は、下記記事に実体験を交えてまとめています。
個人でWebサイト・ブログを0から始める方法・手順については下記記事から。
就・転職や独学が不安な方は、Webマーケの専門スクールに通うのも選択肢!
いきなり就職・転職したり、独学が不安という方は、Webマーケティングの専門スクールに通うことも選択肢のひとつです。
スクールでは練られた学習カリキュラムが用意されていて、メンターや講師と相談しながら学習を進めることができるので安心です。
Webマーケティングは独学で進めるのが難しい側面もあるので、自分1人では行き詰まってしまう部分をサポートしてもらえますよ。
またスクールによっては就・転職のサポートが受けれたり、転職や副業の案件を紹介してくれる場合もあります。上手に活用して、自身のキャリアに活かすことをおすすめします!
スクールの選び方やおすすめなスクールについては、下記記事で詳細をまとめています ↓↓
Webマーケティングのおすすめスクール・専門学校&講座比較まとめ
【まとめ】Webマーケターはやりがいや責任ある仕事!充実した仕事ライフを送れる!
Webマーケターの仕事内容や求められるスキル、やりがい・魅力、大変なことを一挙まとめてご紹介してきました。
Webマーケティングは結果も求められ地道で大変なことも多いです。しかし責任やインパクトのあるとてもやりがいのある仕事です。
もしWebマーケティングを少しでも面白そう!だと思っているのなら、ぜひチャレンジしてみて下さいね。
一歩踏む出すのは不安に感じるかもしれませんが、僕も未経験から一歩ずつキャリアを進めてきましたし、周りでも未経験からIT業界へ転職した友人も多いです。
未経験からWebマーケターになる方法やステップについて↓↓
具体的にどうWebマーケターとして就職・転職するかや、エージェント活用のコツ、おすすめな就・転職エージェントの詳細については下記記事も合わせてご確認ください!
いきなり就職・転職が不安という方は、専門スクールに通うことも選択肢のひとつです ↓