これからブログやサイトを開設するとなると、悩ましいのがレンタルサーバー選び。色々と種類やプランもあるし、迷ってしまいますよね。
代表的なレンタルサーバーのひとつに「さくらのレンタルサーバ」があります。
本ブログも4年ほどさくらのレンタルサーバを使っていましたが、これまで一度もトラブルや動作不良もなく、コスパも良いので初心者におすすめなサーバーです。
ということで本記事では、さくらのレンタルサーバって実際どうなの?と疑問に思っている方に向けて、その評判・口コミを実体験を踏まえてレポートをしていきたいと思います。
さくらのサーバーを実際に使ってみて、そのメリットやデメリットも合わせて紹介していきますので、これから購入予定の方はぜひチェックしてみて下さいね。
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Contents
さくらのレンタルサーバって?まずは基本情報から
Photo by:さくらのレンタルサーバ公式サイト
さくらのレンタルサーバ
一番おすすめの人気プランは月額900円〜(初期費用0円)でWordPressが使え、大容量かつ高速化オプションもついている「プレミアムプラン」。
手軽にWordPressでブログやサイト運営をしたいなら、スタンダードでも十分にコスパが良いです。中長期的に運営を継続していく予定なら、プレミアムプランを検討すると良いです。
本ブログは当初スタンダードプランで運営してきました。しかし4年ほど運営しそろそろ容量的に余裕がなくなりつつあるので、長い目で見ると容量は多い方が安心ではあります……。
プラン名 | 容量 | コンテンツブースト (サイト高速・安定化) | 料金 (月換算) | 初期費用 | 契約方法 |
---|---|---|---|---|---|
ライト | 100GB | なし(有料) | 128円〜 | 無料(0円) |
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スタンダード | 300GB | なし(有料) | 425円〜 | 無料(0円) |
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プレミアム | 400GB | あり | 900円〜 | 無料(0円) |
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ビジネス | 600GB | あり | 2,122円〜 | 無料(0円) |
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ビジネスプロ | 900GB | あり | 3,819円〜 | 無料(0円) |
|
ライトプランは格安ですが、容量も少なくWordPressも使えず高速化にも対応していないので、正直おすすめしません。
ブログを始める初心者の方はスタンダード以上、できれば容量が多く高速・安定化機能付きのプレミアムプランにしておくと間違いないです!
予算を抑えたい方や手軽に試してみたい方は、スタンダードでも十分かなとは思います。ただし途中のプラン変更はできないのでお気を付けて。
ちなみに2022年2月16日からサーバ機材が改善され、スピードが従来の最大5倍、有料だった初期費用がなんと無料になり、容量もアップしています。
また5月17日からは一括支払いプラン(24ヶ月、36ヶ月)もリリースされ、よりお得に契約することが可能です。
ブログを始めるなら、お得になった今がちょうど良いタイミングです!
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料金プランごとの特徴や違いをもっと知りたい方がこちらから ↓
商用利用を考えていて、ビズネスプランかビジネスプロプランか迷っている方はこちらの記事も参考に! ↓
さくらのレンタルサーバを使ってみて感じたメリット
さくらサーバを実際に使ってみて、メリットに感じた点をまとめてみました。
メリット1. 安くてコスパ良い
一番のメリットはこれでしょう。動作も安定していてWordPreeの導入やSSL対応、ステージング機能など多機能。にも関わらずプレミアムなら月額900円から、スタンダードなら425円から利用可能です。
大規模サイトを運営するのであれば別ですが、個人でサイト運営するくらいであればコスパはかなり良いのではないかと思います。
メリット2. 安定して稼働してくれる
さくらサーバは国内にデータセンターがあり、停電や地震時にも安定して稼働できるように対策を取っています。またサーバー障害に備えて定期的なデータのバックアップも取っています。
僕は4年以上さくらサーバで何サイトか運営していますが、これまで1度も障害が発生したりサイトが落ちたりといったトラブルがなかったです。
他のサーバだとサイトが表示されなくなったりすることが度々あり、かなり焦ったことがあります……。高機能過ぎて色々設定できるサーバだと、諸々プラグインやテーマなどと干渉して不具合を起こすことがあったりするんですよね。
さくらサーバはマジでそれが1回もなかったです。シンプルな設定なので、余計なことをしなければ基本的には安定稼働してくれるのかなと思います。もちろんサイトの運営状況にもよってきますが。
メリット3. 長年の実績があるので安心、ネットの情報が多い
さくらサーバは1996年の提供開始と長い運営実績があり、サーバ運営の経験や信頼もあります。またユーザー数も多いので、関連してネット上でも情報が多いです。
困ったことがあればネットで調べればすぐに解決策を見つけることができます。
メリット4. 処理速度も改善されている
さくらサーバはこれまで他社のサーバと比較すると、処理速度にやや難があったのですが、2018年4月以降スタンダードプラン以上で高速化の対応がされました。
PHP7導入や、高速Webサーバーnginx導入などにより、WordPressが従来より最大で16倍に高速化したようです。これから登録する場合はデフォルトで上記の機能を活用できます。
また先ほども述べましたが、2022年2月から機材が刷新され、さらにその5倍(最大で)速度改善がされています!
メリット5. SSL化も無料かつワンクリックで可能!
サイトの常時SSL化(https://〜)も、無料でワンクリックですぐに設定できます。
かなり簡単にいうと、通信データを暗号化してくれる感じですね。GoogleがこのSSL化を推奨しており、設定しないとSEO的にもマイナスになります。セキュリティ面、またサイトへの信頼性を担保するためにも必ず設定しておくべき項目です。
後から変更するとリダイレクト処理などややこしくなるので、サイトを開設したら速攻で設定しておきましょう!
メリット6. WordPressのインストールもワンクリックで可能!
本格的なブログでよく使われるWordPressを、ワンクリックで簡単に導入することができます。初心者の方でも安心ですね。
注意点としては、一番安い「ライトプラン」だとWordPressが動かないので注意してくださいね。
WordPressを使いたい場合はかならず「スタンダードプラン」以上のプランを利用しましょう。と言っても月524円なので格安ですが……。
メリット7. バックアップ&ステージング機能がある!
データのバックアップとステージング(テスト)環境の作成、テスト環境から本番サーバーへ公開できる機能を、なんと無料で利用できます!
あまりイメージが沸かないかもしれませんが、WordPress本体やテーマのバージョンを更新したり、デザインを修正したりする時に、いきなり本番サイトで実行すると万が一不具合やサイトが崩れたりする場合も本番化されてしまいます。
本番化する前にテスト環境のサイトで事前に試すことができるので、とても便利な機能なのです! 中上級者向けの機能ではありますが、サイトの機能やデザインを改善・改修する時に役立つ機能となっています!
他のサーバだとない機能ことが多い機能なので、さくらサーバを使う大きな利点です。ないとサイト修正がかなり不便になります……。正直めっちゃ便利なので、全レンタルサーバに導入して欲しいレベルです。
サイト運営に慣れてきて、サイトの機能やデザインを自分で色々ブラッシュアップしていきたい方は、こちらの記事もご参考に!
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さくらのレンタルサーバってヤバいの?使ってみて感じたデメリット
続いてさくらのレンタルサーバのデメリットをまとめてみました。さくらサーバってやばそう、使うのは少し怖いなと思っている方は、事前に押さえておいて下さい!
デメリット1. 契約後にプラン変更ができなかった
メリットで挙げたさくらサーバの高速化は、2018年4月以降に適応されました。
しかし、それ以前にスタンダートプラン以下で申し込んだ人はどうやら適応外。僕は2018年以前に申し込んだので、残念ながらこの恩恵に預かれませんでした……。
プラン変更をしようと思ったのですが、一度解約して再度申し込む必要があるみたいです。
プラン変更を最初から念頭に置いている方は、最初のプラン選定はしっかり考えましょう!
サイトやブログをしっかり運用したい方や容量が不安な方は、ライトプランではなく少なくともスタンダード以上、できればプレミアムプランを検討しておくと良いです。
サーバの高速化自体はこれから申し込む方はすべて適応されるので、そこはご安心を!
デメリット2. サポート体制
さくらサーバでは、電話やメールでのサポートも無料で実施しています。僕は特にトラブルもなく、サポートに対しては特に問題には感じなかったのですが、トラブル時のサポート体制が事務的だったりという口コミはあります。
対応する担当者次第なので、こればかりは運の要素もありますが……。
デメリット3. 大量アクセス時に動作が安定しない場合がある
大量に同時アクセスは発生する場合(同時に数百〜数千PVなど)、プランによっては動作が安定しない場合があるようです。
といってもそうしたアクセスが発生するようにサイトを育てたり、バズらせるのがそもそもかなり難しい&時間がかかるので、初心者の方が最初から気にする必要はないのかなとは思います。
プレミアムプラン以上であれば、無料で月100GBまでコンテンツブースト(CDN利用)ができるようになりました!これにより、ウェブサイトを高速で安定表示でき、アクセス集中による503 or 504エラーなどによるウェブサイトが表示されない問題を回避できるようになります。
さくらのレンタルサーバのネットでの評判は?項目別まとめ
さくらのレンタルサーバのネット上の評判について、項目別にまとめてみました。参考にしてみてくださいね。
ワードプレスやSSLへの対応についての評判
WordPressやSSL対応については、概ね好評の様子。
やった☆さくらサーバのクイックインストールでドメイン直下にワードプレスの設置に成功♪これが出来なかったんですよねーーー!#ワードプレス #さくらサーバ
— らぶりん@はっぴーらぶ♪ (@happylovelove) October 18, 2018
やったー!さくらサーバのサブドメインでもSSLが使えるぞ!ありがたい〜
— はつき (@HatsukiMatsusat) August 29, 2018
「NZ MoyaSystem」のSSL化完了! さくらサーバだと10分で終わりました。らくちんhttps://t.co/pW6zss62QX
— はっしー@海外プログラマ????????元社畜 (@hassy_nz) June 23, 2018
最近、ブログのSSL化の話が多いね。
SSL/TLS化って何か分からない人は、僕の過去記事に書いてあるから、読んでみると分かるかもです。
Googleさんも、初心者アフィリエイターにSSL化勧めるとか…
実際に検索順位も上がるし、さくらサーバなら一瞬だから、オススメ。https://t.co/mWxsotqLr9
— ジョグ@札幌のWEB戦略コンサル (@josananlogs) July 21, 2018
SSL化は簡単にできると評判ですね。
2018年以降は処理速度も改善されている
2018年4月18日以前に”さくらサーバ”を契約した人は、契約し直した方が良いです。
同日以降に、さくらサーバを契約すればPHPモジュールモードってのが使えます。
同日以前に契約している人は使えません。
ページ表示速度は圧倒的にモジュールモードの方が速いです。
検索順位に影響しますよ。
— ジョグ@札幌のWEB戦略コンサル (@josananlogs) May 19, 2019
2018年4月以降、つまりこれからサーバー契約する場合はデフォルトで処理速度が早いモジュールモードが利用できます。
管理画面の評判
管理画面についてはわかりにくいという声はありますね。操作画面が少しレトロな感じなので、始めはどこに何があるのか把握するのに慣れが必要です。
使う項目はある程度限られるので、個人的には一度設定できれば問題は特に感じませんでした。
最近は新規デザインになり、改善されて分かりやすくなってきています。
さくらサーバーって管理画面が使いにくいからあんまり好きじゃなかったけどステージング機能便利だな〜。
— mimy (@mimylovesmusic) November 18, 2019
私はさくらサーバーで立ててますが、その他ロリポップなど、比較的安いレンタルサーバーは結構あります!
さくらサーバーとロリポップ、両方使ったことありますが、さくらの方が、管理画面は見やすいかなと思いますね……— 零円@新規卓× (@_zero_en) March 4, 2019
現在ほぼメールサーバーなっている「さくらサーバー」の管理画面がいつのまにか今風になっていた。いいね。
昔に比べて負荷にも強くなっているし、これでブログ1本立ち上げてもいいかもな~と思いつつ…ネックがデータベース容量が 1.5GB までと制限あること。
昔のようにサバ容量と兼用にならないか pic.twitter.com/Ob6IZv3fco
— キタムラ / ブログ月間160万PV達成! (@office151a) November 5, 2019
サポート対応については賛否両論
さくらのサポート体制については、良い意見もありますがマイナスは評価も見かけました。
さくらサーバのサポートがめちゃよくて好感触
— 戸田 大輔 (@anzaaai) July 20, 2018
下記は共有ではなく専用サーバーの話ですが、過去には炎上トラブルも。
さくらインターネット、「専用サーバ」批判記事について謝罪 合致するケースあったと「真摯に反省」 – ITmedia NEWS https://t.co/IhWjCSQMUg #さくらインターネット #さくらサーバ
— モモモトモモト (@mmmtommt) December 29, 2019
いつの間にかさくらサーバの公式謝罪出てたわhttps://t.co/AIoiidPLZ9
まあ、さくらの方は当時の担当が良くなかったとはいえ事件後の対応は悪くないんじゃない
— 奏多 (@kanata31) December 27, 2019
大量アクセス時の評判
サイトへの大量アクセス集中時は動作が弱い可能性があります。
國立先生!!!
500でも耐えられるんですね!
さくらサーバ自体は他の方にオススメできるサービスなんですが、アクセス集中が予想されるならxserverですかね????— 三國 清志 (@_3kuni) November 28, 2019
さくらサーバが落ちやすいと思ったら、”1時間あたりの転送量は「最大転送量を24時間で割った数値以内」に収めないといけない” ということらしい。どおりで… https://t.co/l3BspTnB02
— ジェノベーゼ寺崎 (@genovese115) September 17, 2019
安定性の評判 地震発生時も耐えたよう
さくらサーバの安定性ハンパない。
— Dan Makoto (Guitarist) (@guitarist_dan) July 25, 2018
下記はサーバーが置かれている北海道で地震が発生した時の評判。
なんとかもったみたいですよhttps://t.co/A8N1b3uwub#さくらインターネット #さくらサーバ
— はまやきょうた (@kyotahamaya) September 8, 2018
無給油48時間の自家発電!!
さくらサーバつえぇぇぇhttps://t.co/zUUXL3bMH3 https://t.co/zUUXL3bMH3— tanpopo (@makoto_ito1) September 7, 2018
その他コメント
世の中はアフィリエイトのおかげでWordPressのオススメサーバーにエックスサーバーがよく出てくるけど、Webエンジニアの僕的に本当にオススメなのはさくらサーバーなんだな。
— スズキタカフミ@マナブロガー (@kahoo365) December 23, 2019
あー前使ってたテーマ名前忘れちゃったしまた探すところからか….使い勝手的には問題ないしさくらサーバで十分だな
— ソース焼きそばの塩煮込み風しょうゆラーメン味噌味 (@nama_yatuhashi) February 12, 2019
さくらのレンタルサーバはどんな人におすすめ?
結局のところ、さくらのレンタルサーバに向いている人、いない人はどうなのでしょう?それぞれ確認していきましょう。
さくらのレンタルサーバが向いていない人
まず向いていないのは、主に下記項目に当てはまる方です。
- 既に大規模サイトを運営している、大規模サイトに育てる予定・覚悟がある(月間100万PV以上など)
- 同時大量アクセスに耐えられるようにしたい
- 運用コストが割高になっても、処理性能・速度を最重視したい
中大規模以上のサイトを既に運営している方や、これから構築したい方は検討し直しても良いでしょう。
ただそこまでサイトが成長するのは時間がかかりますし、そもそもかなり難しいです。少し手間ではありますが、アクセスが増えてきたタイミングで別サーバーへの移転の検討をするなどでもよいのではと思います。
さくらのレンタルサーバが向いている人
さくらサーバーがおすすめな人は、以下の項目に当てはまる人です!
- ブログ初心者
- WordPressでサイト運営したい
- 安さと性能のコスパ重視
- 実績があり、安定稼働するサーバーがよい
- 運営が続かないかもしれないから、とりあえずブログを立ち上げたい
サイトやブログ運営初心者の方、とにかくコスパを重要している方にとっては、さくらのレンタルサーバはおすすめな選択肢です。また安定稼働してくれますので、小・中規模サイトを運営する方にとっても機能は十分かと思います。
サイトを中長期的にしっかり運営していく予定の方は、容量が多く高速化も無料でできるプレミアムプランをおすすめします!初心者でとにかくコスパ重視でサイト運営したい方はスタンダードプラン、商用利用や複数人でサイトを運用予定の方はビジネスプランへどうぞ!
【まとめ】コスパ重視・初心者の方に特におすすめ
今回はさくらのレンタルサーバの評判や、実際に使ってみてのメリットやデメリットをレポートをさせていただきました。
過去には炎上騒ぎもありましたが、何だかんだいって実績があり、安定して稼働してくれるサーバーです。スタンダート、プレミアムプランなら性能とコストのバランスもGood。
さくらサーバはコスパ重視でサイト運営したい方や、ブログ初心者の方には特におすすめなサービスとなっているので、ぜひ検討してみてくださいね。
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さくらサーバの料金プランごとの特徴や違いをもっと知りたい方がこちらから ↓
さくらサーバの具体的な導入・設定方法や、WordPressでのブログ・Webサイトの開設方法については、初心者の方向けに下記ページで詳細をまとめています。ぜひチェックしてみてくださいね。
独自ドメインの取得とさくらサーバの連携方法については、下記記事を参考にしてみてくださいね。
【さくらのレンタルサーバ 運営会社情報】
運営会社 | さくらインターネット株式会社 (SAKURA internet Inc.) |
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本社所在地 | 〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1-12-12 東京建物梅田ビル11階 |
設立 | 1999年8月17日 |
公式サイト | さくらのレンタルサーバ 公式サイト |