先日リモートワークや諸々の都合で、タイのバンコに1週間ほど訪問してきました。タイを訪問したのはこれで3回目くらいですね。
個人的に東南アジアでの楽しみの1つは、現地のビールを堪能すること!東南アジアのビールは全体的に軽く飲みやすい上に、1カン100円くらいと価格も安いです。常夏の気温でキンキンに冷えたビールを飲むのは最高な瞬間です(ぬるい時も結構ありますが 笑)。
もちろんタイにもシンハーなど美味しいビールはたくさんあります。ですが種類も色々あるので、実際にどれが美味しいのか気になるところ。
そこで今回はタイで飲める代表的なビールを7種類飲み比べてみました。これからタイに行く方はぜひチェックしてみてくださいね。
まずはビールを買い出し
まずは現地のスーパーで今回飲み比べるビールの買い出しへ。僕はバンコクの中心部「プロムポン」に滞在していたのですが、今回は近くにあった「フジスーパー」というところで買い出しをしました。現地で生活している日本人御用達のスーパーのようです。
価格は平均すると、カン1本で35バーツ前後(約122円)ですかね。
タイの現地ビール以外にも海外のビールが色々売っていますね。
フィリピンのサンミゲルも売ってますし、なんと日本のビールも!
気軽に日本のビールも買えてしまうとか、さすが日本人が多いタイです。ホームシックにはならなそう。
今回飲み比べるビールとルール紹介
以下のラインナップが今回の企画で飲み比べるビール7選です!どれもタイで飲める代表的なビール銘柄です。
- (1) SINGHA(シンハー)
- (2) SINGHA Light(シンハーライト)
- (3) LEO(リオ)
- (4) Chang(チャーン)
- (5) ARCHA(アーチャー)
- (6) Tiger(タイガー)
- (7) Tiger LIGHT(タイガーライト)
実際に並べてみるとなかなか壮観ですね。タイガーとタイガーライトはシンガポール発のビールなのですが、タイも含めて東南アジア全域で人気のビールなので今回参戦していただきました(タイビールとしてよく間違えられるようですので、お忘れなく!)
また比較する基準は完全主観となるのですが、以下の項目を5点満点で勝手ながら点数をつけさせていただきました。
「酸味」
「甘味」
「コク」
「キレ」
※「コク」は濃厚感(あつみ)、持続性、広がり、中味、後味など
※「キレ」は味がなくなるまでの早さ
ビールのおつまみはこのチップスと、当日道端で話したカンボジア人にもらった謎の果物……。
タイで飲めるおすすめビール一覧
それではタイで飲める代表的なビール銘柄を、1つ1つ順番に見ていきましょう!
※ 価格は2018年6月時点を参考
※ 各指標はあくまで個人的見解に基づいて点数づけしています。
1. SINGHA(シンハー)
タイで最も有名なビールといえば、このSINGHA(シンハー)ビールでしょう。1934年より続く純タイ国産ビールで、タイ王室にも認められた由緒正しきビールです。ちなみにシンハーの意味は、サンスクリット語で「獅子」のことらしいです。獅子は力強さの象徴で、まさにタイを代表するビールですね。
・度数 5%
・価格 41バーツ(約143円)
「酸味」1
「甘味」2
「コク」3
「キレ」2
2. SINGHA Light(シンハーライト)
SINGHA Light(シンハーライト)は、名前の如くシンハービールのライト版。アルコール度数も4.5%と通常のものよりも若干低く、さらに飲みやすいビールに仕上がっています。カロリーや糖質は実際どれくらいオフのなっているのかは不明です。価格は僕が買った時にはなりますが、通常のシンハーより安い34バーツでした。
・度数 4.5%
・価格 34バーツ(約115円)
「酸味」1
「甘味」2
「コク」3
「キレ」4
3. LEO(リオ)
LEO(リオ)は豹の柄が印象的なビール。シンハーが販売している低価格路線の銘柄で、安い価格と薄味から現地のタイ人に人気がありますね。
・度数 5.0(一般には6%が主流で、輸出用に5%の銘柄が出ているようです。)
・価格 39バーツ(約136円)
「酸味」2
「甘味」1
「コク」2
「キレ」2
4. Chang(チャーン)
Chang(チャーン)はゾウがトレードマークの純タイ国産ビール。チャーンとはタイ語で「象」を表しているようです。そのままですね。実はタイではシンハーとチャーンがビール市場における2大勢力となっていて、チャーンはタイでのビール市場シェアのおよそ半数を獲得しているようです。
・度数 5.0%(6.4%のものもあります。)
・価格 37バーツ(約129円)
「酸味」1
「甘味」1
「コク」2
「キレ」4
5. ARCHA(アーチャー)
ARCHA(アーチャー)ビールはあまり知らない方が多いのではないでしょうか?今回の訪問で僕も初めて飲んでみました。スーパーやコンビニでもちょくちょく見かけますので、タイ国内であればどこでも購入できるかと思います。馬のパッケージが印象的ですね。アーチャーは「馬」の意味らしいです。
アーチャーの特長はとにかく価格が安いことですかね。今回紹介するビールはだいたい120〜130円くらいの価格が多かったのですが、アーチャーは108円と最安値(安いといっても数十円の違いですが)。味はいったいどうなのでしょうか……。
・度数 5.4%
・価格 31バーツ(約108円)
「酸味」 1
「甘味」 1
「コク」 2
「キレ」 2
6. Tiger(タイガー)
タイガービールはシンガポール発のビール。タイはもちろん、東南アジアであればどこに行っても売っているのを見かけるほど定番のビールです。日本国内のスーパーや酒屋さんでも見かけますよね。
製造元はアジア・パシフィック・ブリュワリーズ社で、実はこの会社はみなさんご存知オランダのハイネケン社とシンガポールの現地企業の合弁会社です。ハイネケンのビールづくりの知見がタイガービールでも生かされているからこそ、世界的にも人気のビールになったのでしょう。
・度数 5%
・価格 37バーツ(約129円)
「酸味」 1
「甘味」 1
「コク」 2
「キレ」 2
7. Tiger LIGHT(タイガーライト)
上記したタイガービールのライト版です。タイ人で飲んでいる人はほとんど見かけないですね。僕も今回初めて飲みました。ライトが正式に何を意味しているのか(カロリーがライトなのか)は不明でしたが、通常のタイガーよりやや軽い飲み口な印象。度数も4.1と低いですね。
・度数 4.1
・価格 36バーツ(約126円)
「酸味」 1
「甘味」 1
「コク」 1
「キレ」 3
結論!タイに行ったらとりあえずSINGHAビールを頼もう!
いかがでしたか?タイの代表的なビール5つと、タイガー2種を加えた7銘柄をここまで紹介してきました。
個人的な結論としては、一番美味しかったのは無難にSINGHA(シンハー)ビールですかね!
やはり安定の味で、タイに行けばまず飲みたいビールです。普通の結論でなんか恐縮です(笑)。日本で飲むよりタイで飲んだほうが断然美味しく感じるので、ぜひ現地で味わって来てくださいね!
- 1位:SINGHA(シンハー)
- 2位:Tiger(タイガー)
- 3位:Chang(チャーン)
- 4位:SINGHA Light(シンハーライト)
- 5位:Tiger LIGHT(タイガーライト)
- 6位:ARCHA(アーチャー)
- 7位:LEO(リオ)
※全て個人的な意見です。好みによっても変わってくると思うので、あくまで参考程度でお願いします!
シンハーよりももっと軽いビールが飲みたい!という方にはChangがおすすめですね。これぞ東南アジア!と感じさせてくれる超軽い飲み口のビールです。ARCHAやLEOビールは、やや癖の好みが合わず、個人的にはハマりませんでした……。
また今回タイビールの銘柄であるプーケット(Phuket)とCHEERS(チアーズ)、FEDERBRAU(フェーダーブロウ)は比較対象に入れなかったので、また訪れた時に追加したいと思います。
ちなみに僕はこれまで世界約40カ国を旅してきたのですが、その中で最高に美味しいと感じたビールが2つあります。それはフィリピンの高級ホテルで提供されることが多い「サンミゲルプレミアムモルツ」と、ラオスでメコン川に沈む夕日を望みながら飲んだ「ビアラオ」です!
美味しいビールを飲むにはロケーションも重要な気がします(笑)。
それでは充実したビールライフを!