【Googleアナリティクス】ページごとの月間アクセス数の推移を計測する方法

やすのり
こんにちは!「Tekito style」を運営しているやすのり(@98nasi_nori)です。普段は都内でWebディレクター/マーケターなどをしています。
悩める人
最近アクセス数が減ってきてる……。どの記事のアクセス数が、どのタイミングでどう変化しているか計測したい。

そんな方に向けて、本記事ではGoogleアナリティクスを使って、ページごとのアクセス数の推移を計測し、スプレッドシートに整理していく方法をご紹介していきます

最初は少し整理したり手順に戸惑うかもしれませんが、下準備をして慣れてくると5分もかからなくなりますよ!

課題がありそうな記事をすぐ特定できるようになるので、サイト運営の参考にぜひチェックしてみて下さいね。

こんな人におすすめ
  • 週や月ごとなど、定期的に記事ごとの流入数の推移を確認したい
  • 流入が減少傾向の記事を特定したい
  • どのタイミングで減少しているのか把握したい
  • Googleアナリティクスは既に設定済み

アナリティクスでページごとの月間アクセス数の推移を計測する方法

今回の最終的なアウトプットはこんなイメージです。

Googleスプレッドシート

※参考:サンプルのスプレッドシート

こんな感じで、記事別で月間PV数の推移を確認することができます。一覧で俯瞰して見ることができるので、とても便利ですよ!

整理できると、下記のようなメリットがあります。

  • 流入が減少(もしくは増加)傾向の記事を俯瞰して把握できる
  • 定期的に計測すると、問題のある記事をすぐに改修しにいける
  • 減少幅が大きい順で記事でソートすれば、改善の優先度が高い記事を抽出できる
  • アプデなど外的要因で影響を受けた記事が分かる
また今回計測する指標は、わかりやすいPV数で取り組んでいきます(ページ別訪問者数、ユーザー数、オーガニックセッション数など、他の指標でも基本的なやり方は同じです)。

計測期間については毎日、毎週、毎月などお好きに調整できますが、ひとまずは月ごとに計測する感じで良いかなとは思います。

頻度が多いと負担になるので、定期的に確認する癖をまずはつけましょう!

アナリティクスでページごとの月間アクセス数の推移を計測する方法

では早速、計測方法を確認していきます。作業はそんなに難しくなく、慣れると5分もかかりません。

1. スプレッドシートで計測用のシートを作成

Googleアナリティクスを見る前に、計測用のGoogleスプレッドシートを新たに作成します。

サンプルで提示したように、最低限下記の要素をシートに整理しておくと良いです。

  • 記事タイトル
  • 記事のURL
  • スラッグ
  • 計測対象の月

Googleスプレッドシート

最初はこんなイメージですかね。

スラッグはドメイン配下に記事ごとに振られている、任意のID(文字列、数字)ですね。後でアナリティクスの数字と記事を紐付ける時に使います!

記事のURLが「https://sample.me/sample01」なら、「sample01」の部分。

URLから、置換機能で「https://sample.me/」をすべて一律で取り除けばOKです。

メモ:スラッグの抜き出し方
  • 1. 記事のURLを列ごとコピーし、スラッグ列にまとめて貼り付ける
  • 2. その列ごと選択し、置換機能(メニューの編集 > 検索と置換)をクリック
  • 3. 検索欄にドメイン名「https://sample.me/」を指定し、置換後の文字列を空白にする
  • 4. 「すべて置換」をクリック

Googleスプレッドシート

やすのり
ちなみに僕は、記事別のマスターシートを計測シートとは別で作成しています。そこからデータを各種シートへ引っ張るようにしている感じです。記事を更新したら、順次シートに追記しています。

記事数が多くてデータ抽出が大変な場合の対処法

記事数が10記事とか少ない場合は、手動で記事リストを作成することもできます。

しかし記事数が多くて面倒くさい場合は、WordPressサイトならプラグインを使えば一括で簡単に抜き出しができます

そもそもWordPressでなかったり、知識があるならSQLで抽出してもよいでしょう。

おすすめなプラグインは下記です。

Export All URLs

他のプラグインと同様、ダウンロードし有効化したら、自動的にプラグインの設定ページに飛びます。管理画面の「ツール欄」にも項目が追加で表示されますよ。

Export All URLs

・Select a Post Type to Extract Data:

取得するページのタイプを選択できます。

  • All Types(すべての種類のページ)
  • Pages(記事ページのみ)
  • Posts(固定ページのみ)

ここはひとまず「すべての種類のページ」を選択。

・Additional Data:

ページごとに取得する項目を設定できます。

  • Post IDs(記事ID)
  • Titles(記事タイトル)
  • URLs(記事のURL)
  • Categories(記事カテゴリー)

今回は「Titles」と「URLs」のみで十分ですが、そこはお好みでご調整ください。

・Post Status:

記事の公開状態を選択できます。ここでは「Published(公開済みの記事)」を選択。

設定が完了したら、Export Typeの「CSV」を選択し、「Export Now」ボタンをクリック。

Export All URLs

すると画面上部に「Click here」と表示されるのでクリックします。

Export All URLs

記事ごとのタイトルやURLが一覧化されたCSVファイルを落とせているはずです。

CotEditor

盛大に文字化けした場合は、CSVファイルをCotEditorなどのメモ帳で開くと修正できます。

CotEditor

文字のエンコーディングをMacユーザーの方は日本語(Mac OS)、Windowsの方は日本語(Windows)に変換し保存してみましょう。

再度CSVファイルを開くと、日本語が正しく表示されています。

2. Googleアナリティクスからデータを抽出

スプレッドシートで枠を作れたら、続けてGoogleアナリティクスからページごとのアクセス数を引っ張ってきます。

2-1. 記事別のアクセス数を確認する

Googleアナリティクス

行動タブ > サイトコンテンツ > すべてのページ

の順で開きます。

2-2. 計測期間を指定する

Googleアナリティクス

今回は2020年5月1日〜5月31日の1ヶ月間を指定します。

2-3. 表示項目数を調整

Googleアナリティクス

ページ下部にある「表示する行数」を、計測したい必要なページ数分設定しましょう。

ここを忘れると、すべてのページのデータをエクスポートできませんのでご注意を!

2-4. データをエクスポート

Googleアナリティクス

ページ上部にある「エクスポート」をクリックし、お好みの形式でデータを取得しましょう。スプレッドシートが使いやすいかなとは思います。

3. エクスポートしたデータを計測シートに貼り付け

先ほど取得したアナリティクスのデータを確認しましょう。

3-1. データのコピー

Googleスプレッドシート

こんな感じで記事ごとのデータが一覧表示されていると思うので、

  • 「ページ」
  • 「ページビュー数」

の項目をまるっとコピーします。

3-2. データの貼り付け

Googleスプレッドシート

先程作成した計測用のシートの右側の隅っこに(今回はP、Q列)、先ほどコピーしたページとページビュー数を貼り付けます。

※参考:サンプルのスプレッドシート

4. 必要に応じでデータの置換・整形

後ほど関数でデータを集計できるように、P列のアナリティクスで貼り付けたページURLと、D列のスラッグ名を統一します

今回は「/sample02」みたいになっているので、先頭の「/」を一律で取り除くだけでOKですね。

記事数が少ない場合は手動でもいいですが、先ほどスラッグ名の抽出で使った置換機能を活用すると楽ですよ。

復習:置換機能の使い方
  • 1. 置換したい列(P列ページURL)を列ごと選択
  • 2. その列を対象に置換機能(メニューの編集 > 検索と置換)をクリック
  • 3. 検索欄に一律削除したい「/」を指定し、置換後の文字列を空白にする
  • 4. 「すべて置換」をクリック

Googleスプレッドシート

これですべてのページURLから「/」がなくなり、「sample02」みたいになっているはずです。

その他の細かい対応

場合によっては、もう少し細かく調整する必要があります。

例えばサイトがAMP対応している場合は、ページURLから「/amp/」を取り除いたり、パラメータが混ざっている場合は必要に応じて取り除きましょう。

パラメータ周りはあまり細かくやりすぎても面倒くさいので、母数の少ないページは無視しても良いかなとは思います。

5. 関数で記事ごとにデータを整理

最後にSUMIF関数を使って、データを集計していきます。

5-1. SUMIF関数をつくる

SUMIF関数は、指定条件に合致した範囲内の値を合計できる関数。デスクワークをしている人にとっては基礎知識ですね。

計測シートのスラッグ名と、アナリティクスで取得し整形したページURLが合致した場合、そのPVを合算して集計してくれます

=SUMIF(検索対象の範囲, 検索条件, 合計する数値の範囲)

※サンプルの場合
SUMIF(P列のアナリティクスのページURL, D列のスラッグ名, Q列の合算したいPV数)

今回のサンプルデータだと、下記のように関数を指定します。

=SUMIF($P$3:$P,$D1,$Q$3:$Q)

※アナリティクスで取得した「ページURL」と「PV」は3行目から開始しているので、3行目開始を固定にしています。

「$」は絶対参照で、参照範囲を指定し固定できます。関数がセル上を移動しても、同じ範囲を参照し続けることができるのでとても便利です。
(例)
$D3 → D列を固定し、行数は固定しない(3、4、5と変動する)

(例)
$P$3:$P → 範囲を指定。範囲開始はP列かつ3行目からを固定 〜 範囲終了はP列を固定するが行数は指定しない

※ミニマムなら下記でもOKですが、関数がセル上を動く度に参照する範囲もズレてしまうので注意!
=SUMIF(P$3:P,D3,Q$3:Q)

使ってみるとイメージが沸くかなと思います。

また指定する行や数値は、あくまでサンプルを元にしています。みなさんが作成した集計シートによっても異なるので、そこはご注意くださいませ。

SUMIF関数を使う意味はサンプルデータだとあまり理解しにくいかもですが、実際にデータを集計しつつ関数を使ってみると意味が分かるかと思います。

実データの場合、同じページURLでも上述したパラメータなどが含まれると別の項目になっています。データを置換などで整形すると、同じページURLが複数残るので、それを合算して集計する必要があるんですよね。

5-2. SUMIF関数を貼り付けてPV数を集計

スプレッドシート

先ほど作成したSUMIF関数を、集計期間である5月の列に貼り付け、そのまま下までドラッグしていきます。

スプレッドシート

すると、スラッグごとのPV数が合算されて集計されているのが分かるかと思います。

スプレッドシート

ちなみに先ほど作成した関数は、シートの上部などに貼り付けて保存しておきましょう。いちいち書くのが面倒なので、必要な時にコピペして利用すると楽ですよ。

5-3. 数値を貼り付けて完了!

このまま関数を残しておくと、PQ列の参照していた元データが消えた時に集計したデータも消えてしまいます(集計元のデータを残すなら別ですが)。

ですので、「値のみ貼り付け」で数値を固定しておきましょう!

スプレッドシート

先程の5月の数値を列ごとコピーし、左クリックで

特殊貼り付け > 値のみ貼り付け(command + shift + V)

をクリックすると、関数ではなく数値を貼り付けることができます!

これでPQ列の元データを消してOKです。

6. 同じ作業を繰り返し

あとは1日、週間、月間など、任意の期間ごとに、同じ手順でデータをまとめていけばOKです。

スプレッドシート

アナリティクスのデータを貼り付ける箇所を固定し、つくった関数は残しておくと、繰り返しの作業が楽になると思います!

【まとめ】ページごとのアクセス数は定期的に確認しよう!

今回紹介した下準備が整っていれば、慣れるとアナリティクスデータの抽出、整形、貼り付けで5分もかからないですよ。

月に1回くらいの頻度で、まずは計測をしてみましょう!

キーワードの順位はもちろんですが、ページごとのアクセス数の推移も把握しておくことで、いち早く課題に気付き改善していくことができます

数値を俯瞰してみると、月を重ねるごとにアクセスが減少しているページなどもあったりしますので、ぜひ定期的にウォッチする癖をつけることをおすすめします。

アクセスが落ちている箇所を特定できれば、次は具体的にその要因を検討していくフェーズです。

  • 具体的にどのチャネル(SEO、SNS、広告、リファラルなど)からのアクセスが落ちているのか
  • 内部回遊に変化はあるか
  • 時期やトレンド、環境要因(突発的なイベントやアルゴリズム変動など)は原因ではないか
  • 減少している記事に一定の傾向はないか
  • オーガニックが要因の場合は特定のキーワードで順位後退していないか
  • 競合のコンテンツや順位に変化はあるか

などなどを、アナリティクスやサーチコンソール、順位計測ツール、その他種分析ツールなど使って検討していくことになります。そのあたりは追ってご紹介していきますね。

参考:中級者向きですが、GASを使うとアナリティクスの数値計測を自動化できて便利です ↓↓

GASでアナリティクスの数値をスプレッドシートに自動計測する方法【基礎編】

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ABOUT US

都内で働くWebディレクター/マーケター(@98nasi_nori )。ときどき旅人な91年生まれ。早稲田大学卒。主にWebプロダクトのUI/UX改善の企画・ディレクションやSEO対策、トイレ掃除などしてます。もともとWebライター・編集者。開発やデザインも細々と勉強中……。学生時代は1年間の世界一周経験あり(過去約40ヶ国訪問)。お気に入りの国はベトナム、モロッコなど。好物は家系ラーメンとタピオカ。

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