現在僕は都内のITベンチャーで働きつつ、デジタルハリウッドのデジタルデザイン専攻に1年間、週2回通っています。
2017年4月からスタートし、10月からは主に火曜日にUI/UXデザインについて、日曜日はHTMLやCSS、JSでのサイト制作を学んでいきます。
本レポートでは、日々のデジタルハリウッドでの授業の様子(デジタルデザイン専攻)を、簡単にレポートしていきます。
過去の授業レポートは以下から↓↓
今回の授業は、リーンスタートアップとリーンキャンバスについてです。
※本記事の公開日:2017/11/11
リーンスタートアップとは
前回の授業ではUXデザインについての基本的な知識や実践のフローを学び、実際に作成したペルソナをもとにCJMを整理しました。
今回10/24日(火)の授業のテーマは、リーンスタートアップ。
講師は前回同様クリエイティブカンパニー「株式会社シナップ」のクリエイティブ・ディレクターの方が登壇しました。
「リーン」とは無駄のない、と言う意味。
スタートアップの成功確率は0.3%とも言われており、その成功確率を上げるためにいかに無駄を省き効率的にサービスを作り上げていくのか、その実践的手法がリーンスタートアップです。
授業では実際のスタートアップの失敗事例などを踏まえて、リーンスタートアップに基づいたサービス開発フローを学んでいきました。
リーンスタートアップのフローはUXデザインの手法と似ています。
リーンスタートアップでの3つの無駄とは
リーンスタートアップを実践する上で、省くべき無駄は、
2. つくること
3. 最初のアイディアの固執すること
の3つ。変化が激しく、不確実性の高い状況下では、まずやってみなければ正解は分かりません。
だからこそ考え込んで緻密な計画を練ることは無駄です。とにかくまず小さく始めることが、リーンスタートアップでは重要なステップとなります。
仮説を立てたら、まずはオフィスを飛び出しインタビューなど必要最小限の工数で課題を見極め、課題に対するアプローチが適切なのかを検証し、その上で最小限の機能を持ったプロダクトを作成し素早く改善を繰り返していきます。
またリーンスタートアップでは、「つくること」も無駄の1つです。
サービスの開発は費用も期間も要します。いかにつくらないで、サービスの仮説を検証をする方法がないのか検討することも無駄を省く上では重要です。
とにかく無駄を省き、失敗を最小限に抑え、仮説検証を繰り返していく、これはリーンスタートアップの考え方です。
リーンキャンバスを使ってワークショップ
リーンキャンバスとは、サービス開発において仮説を簡易的にまとめることができるフレームワークです。
ビジネスの課題を抜けもれなく検討でき、素早く・簡潔にまとめることができるので、課題の検証に素早く取り掛かることができます。
リーンスタートアップでは仮説の構築は最小限に抑え、その検証にすぐ取り掛かる必要があるので、簡潔に仮説を整理することができるリーンキャンバスとは親和性があります。
今回は前回の授業で作成したカスタマージャーニーマップに基づき、そこから課題点を抽出していきます。
リーンキャンバスで埋めるべき要素は以下の9ポイント。
2)顧客(ペルソナ)
3)サービスの価値・コンセプト
4)解決方法
5)広報(ユーザーに広げる手段)
6)マネタイズ方法
7)事業経費
8)検証する上での指標
9)競合との優位性
これらの要素を埋めていくことで、必要最小限の仮説をまとめていくことができます。
今回のワークショップでは、個人ごとにリーンキャンバスを埋めていき、それを複数枚作成していきました。とにかく考えすぎず、アイディアの数を多くだしていくことも大切です。
まとめ
次回以降では作成したリーンキャンバスのプランの中から、成功角度の高いサービスを絞り込んでいきます。
またそれを踏まえてペーパープロトタイピングを作成し、具体的なサービスの画面を考えていく予定です。
それではまた来週!
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