「これからシェアハウスに住もうと思っているけど、どういう風に選んでいけばいいのか分からない……。」
初めてシェアハウスを検討している方だと、なかなか物件選びのイメージが浮かばないこともあるでしょう。
せっかくシェアハウスに住むのなら、絶対に物件選びで失敗したくないですよね。
本記事ではそんな方に向けて、シェアハウス歴6年の僕がシェアハウスの選び方のコツをまとめてお伝えしていきます。
僕は事前に確認不足だったり、知らないことがあって、シェアハウスの物件選びで何度かやらかしています……。みなさんには僕と同じように後悔をして欲しくないので、ぜひチェックしてみて下さい!
- 1. 目的に合った物件を選ぶ
- 2. 住人の属性や規模・人数は要チェック
- 3. 物件の共有設備の数や綺麗さはどうか
- 4. 自室内の設備や位置はどうか
- 5. 物件ごとのルールをチェックしておく
- 6. 運営会社の対応力や運営の質は問題ないか
- 7. 水道光熱費やインターネット費用は実費か否か
失敗しないシェアハウスの選び方のコツ・基準 7選
実際に住むシェアハウスを選ぶ際には、一般的な物件選びの項目(家賃・立地など)の他に、これから紹介する7つの項目も合わせてチェックすることをおすすめします。
ひとつひとつ確認していきましょう。
1. 目的に合った物件を選ぶ
シェアハウスは物件ごとに雰囲気や集まる人、設備の内容も多種多様。どんなシェアハウスでどんな暮らしがしたいのか、そこを明確にした上で、目的に沿った物件を選ぶことがまず失敗しないために重要な観点です。
- 住人と交流がしたい
- とにかく費用を抑えたい
- 多少費用がかかってもしっかりした共有設備を使いたい
など、人によってシェアハウスに住む目的は異なるかなと思います。
シェアハウスには特定のコンセプトがある場合があります。
住人との交流がメインだったり、国際交流ができたり、エンジニアやクリエイターなど特定の職業が集まるシェアハウスもあったりします。また価格は高いけど、設備が豪華で社会人が多く落ち着いた雰囲気の物件もあったり。交流が全く無い物件も多いです。
シェアハウスに住む目的が明確であれば、そうしたコンセプトがある物件を掲載しているサイトや運営会社を選ぶと、ミスマッチせず良い物件を探しやすいですよ。
2. 住人の属性や規模・人数は要チェック
シェアハウスは住人と同じ空間をシェアして生活することになります。ですので、その物件にどういう人が多く住んでいるのかを事前に把握することはとても重要です。
年齢層や男女比、国籍、職業などどんな人が現状住んでいるのか、そのあたりは運営会社に確認しておきましょう。
あまり気にならない場合は問題ないのですが、社会人だけど学生が多くて居心地が悪く感じたり、やたら年齢が上で職業不詳のおじいさんが多く滞在してる物件もあったりするので。
実際に住んでみたら住人が想定と全然違った……、なんてことにならないようにしておきましょう。
人数・規模も合わせて確認すべし
住人の属性もそうですが、合わせてシェアハウスにどれくらいシェアメイトがいるのか、人数や規模も確認すべしです。
人数が多いと色んな人と交流できる機会があります。一方で一人ひとりと仲良くなりにくかったり、共有スペースの人の出入りが多く、イベントなどでうるさかったりするケースも。
逆に10人未満のこじんまりとしたシェハウスでは、落ち着いて過ごせたり深く仲良くなれる可能性がある一方で、たくさんの人との交流はできません。
また建物の構造によっては、人数が少ないが故にプライベートが感じられないこともあります(誰がどこで何をしてるなどが分かりやすい)。
どんな生活を望むかによって、シェアハウスの規模も選択すると良いです。
3. 物件の共有設備の数や綺麗さはどうか
シェアハウスは自室以外の設備は基本的に共有する形となります。ですので、下記の点は必ず確認しましょう。
トイレ・風呂、洗濯機の数
トイレや風呂、洗濯機の数は内覧時などに数えておきましょう。
シェアハウスの人数に対して数が少ないと、土日や夜などに混むことがあります。お風呂や洗濯機など、使いたいタイミングで使えないことが多いと結構ストレスになります……。
シェアハウスである以上、やむを得ない感じではありますが。
水回りのキレイさ
トイレやお風呂など、水回りの綺麗さはかなり重要なポイントです。家賃が安いシェアハウスだと比較的モラルが低い住人が多い傾向があり、水回りがよく汚れていることがあります。
僕はシェアハウスに6年住んでいますが、特に水回りがいつも汚かったりすると日々のストレスになります。トイレを使うたびに汚れていると、とても悲しくなります。
気にならない人はよいのですが、綺麗さは要チェックしておくことをおすすめします!
共有設備の清掃頻度
上記と関連して、共有設備の清掃頻度も確認しておきましょう。週2〜3回あるのが理想ですが、最低でも週1回は欲しいところです。
場合によっては2週間に1回だったり、稀に住人で役割分担して清掃するケースもあります。
4. 自室内の設備や位置はどうか
個室やドミトリー部屋内にある設備はもちろん、シェアハウスであれば部屋の位置も結構大切です。
個室にミニキッチンや冷蔵庫はあるか?
個室内にトイレやシャワーがあるシェアハウスもありますが、かなり稀で、比較的高単価な物件にしかない感じですね。
ただ冷蔵庫は割とついているケースが多く、場合によっては洗面台やミニキッチン(小さい流しのみ)が室内にある物件もそこそこあったりします。
冷蔵庫が共有だと食材の管理が結構面倒なので、できれば室内に欲しいところです。また小さくても流し台があれば、簡単な調理などができるので、いちいち共有部まで行かなくて良いのでとても便利です。
最低でも冷蔵庫、できれば流し台がある部屋を見つけられると快適なのでおすすめです!
部屋の階数や位置
部屋の階数や位置も重要です。
おすすめは3階以上。というのも1階に共有部やラウンジがある場合、その真上の2階の部屋はうるさくなることもあります。
できれば共有ラウンジの真上や真横などは避け、3階以上の部屋にすると落ち着いて過ごせるはずです。
喫煙スペースからの位置
喫煙スペースの有無と部屋からの位置もチェックすると良いです。
非喫煙者の場合は、部屋の近くに喫煙スペースがあると臭いが入ってきて臭くなります。気になる方は、できれば喫煙スペースから離れた部屋にしましょう。
5. 物件ごとのルールをチェックしておく
シェアハウスの物件によっては、独自のルールがあったりします。実際に住み始めてから聞いてなかった!なんてことにならないように、こちらも事前にチェックしておくと良いです。
物件によっては全くなかったり、逆に厳しい物件もあります。ルールがないと共有部が荒れたり、ルールが多いと面倒くさいので、どちらも一長一短ではあります。
といっても、ルールが極端な物件は少ないので、程よいバランスの物件は簡単に見つかるかなと。
僕がこれまで住んだ物件では、参考までに下記のようなルールがありました。
- ゴミ捨ての当番制(月2〜3回ほど)
- 共有部の清掃の担当
- 共有部の使用について(食器は必ず片付けるなど)
- 消灯時間(時間を過ぎてから騒ぐのはNG)
- 友人の連れ込みや宿泊などは事前申告
6. 運営会社の対応力や運営の質は問題ないか
運営会社の対応力はかなり重要です。
シェアハウスの場合、住んでいると何かしらトラブルがあったりします。ですので連絡や相談をしたらすぐ対応してくれるのか、解決するまで対応してくれるか否かは、住心地やストレスに大きな影響があります。
個人の小さい管理会社の場合、連絡してから2〜3週間後に返信が来たりすることもあり、なかなかイラッとしました……。契約するまではスピーディーかつ丁寧に対応するけど、契約後は適当な対応になるのは不動産あるあるですね。
こればかりは見極めが難しいところですが、オークハウスなど大手の運営体制がしっかりしているところだと、かなり対応が早くて良かったです。水漏れとかお湯がつかないとか、そういうトラブルも当日中にすぐ対応してくれました。
逆に個人経営だったり小規模な運営会社の場合は、対応の質にかなりバラツキがあるため、事前に見極める必要があるかなと思います。
7. 水道光熱費やインターネット費用は実費か否か
水道光熱費やインターネットの費用は実費なのか、それとも管理費に含まれていて固定なのかもチェックポイントです。
水道やネットは固定だけど、ガス・電気は実費だった物件もあったりしたので、そのあたりもしっかり確認して齟齬がないようにすべきです。
また物件によっては、洗濯機や乾燥機は回すたびに数百円かかったりすることもあるので、そういった共有設備の利用料も細かいですが確認するとよいです。
安いと思ったけど、実費で上乗せされて想定した金額にならなかった、なんてことにならないように!
おすすめのシェアハウス検索サイト・運営会社
シェハウス選びの基準がわかったところで、具体的にどんなサイトで探すのがおすすめなのかも合わせてご紹介しておきます。
シェアハウスの検索サイトや運営会社によっては、掲載しているシェアハウスの特徴が異なっています。ご自身の要望によって、サイトを使い分けるとよいかなと思います。
敷金礼金・連帯保証人不要で家具家電付き、物件数も多く設備もキレイなことが多い。圧倒的にコスパが良い!運営の質もバラツキが少ない。
(2)ユニークな物件が多数掲載!ひつじ不動産
オシャレでコンセプトのあるシェアハウスが多数掲載されている検索サイト。運営会社はシェアハウスごとで異なる。
(3)共有スペースが豪華!ソーシャルアパートメント 公式サイト
家賃高めだけど設備が充実している、住人と交流したいハイクラス向けのシェアハウス。お財布に余裕がある人におすすめ!
(4)東京で家賃が3万円~!シェアドアパートメント
初期費用3万円のみ、敷金・礼金・仲介手数料0円、全室個室で、家具家電付き。コスト重視の人向けなシェアハウス。
(5)国際体験できる!ボーダレスハウス
とにかく国際交流したい人向けなシェアハウス。
なんだかんだでオークハウスは物件もそこそこ良くて価格も安く、大手のため運営体制の質もバラツキが少ないのでおすすめですね。
おすすめなシェアハウス検索サイトや運営会社については、下記記事で詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
【厳選】シェアハウスでおすすめな人気検索サイト・運営会社5選まとめ
【まとめ】シェアハウス選びで失敗しないためにも、事前確認はしっかりと!
失敗しないシェアハウスの選び方のコツをまとめてご紹介してきました。
通常の賃貸物件とは異なり、シェアハウスには独自でチェックしておくべきことがあります。安かろう悪かろうなシェアハウスも多いですが、事前にしっかり把握しておけば後々後悔することも少なくなるはず。
個人的には水回りが汚くて困ることが多かったので、そのあたりは要チェックです!
ぜひ事前に確認して、よりよりシェアハウス選びに繋がりますと幸いです。
- 1. 目的に合った物件を選ぶ
- 2. 住人の属性や規模・人数は要チェック
- 3. 物件の共有設備の数や綺麗さはどうか
- 4. 自室内の設備や位置はどうか
- 5. 物件ごとのルールをチェックしておく
- 6. 運営会社の対応力や運営の質は問題ないか
- 7. 水道光熱費やインターネット費用は実費か否か
そもそもシェアハウスのメリットやデメリットについては、下記記事もご参考くださいませ!