在宅勤務やリモートワークのメリット・デメリット、問題点まとめ

やすのり
こんにちは!「Tekito style.me」を運営しているやすのり(@98nasi_nori)です。普段は都内でWebディレクター/マーケターなどをしています。

最近になり、在宅勤務やリモートワーク・テレワークをしている方も徐々に増えてきています。コロナ収束後もこの流れは加速していくはず。

悩める人
在宅勤務やリモートワークが気になってるけど、実際どうなの?

そんな方のために、在宅勤務・リモートワークのメリットやデメリットをまとめてお伝えします。今回はいち従業員としての所感なので悪しからず。

僕の勤めるIT会社では2020年2月から基本リモートワークで、3月末から原則リモートになりました。なので執筆時点でもう2ヶ月以上在宅勤務をしています。

また昨年も1ヶ月間のリモート勤務中に奄美大島に行ったり、ベトナムなど時々海外でもリモートワークしたりと、割とリモート勤務経験はあるかなと思います。

今後在宅勤務やリモートワークを検討している方、できる環境を探している方は参考にしていただけると幸いです。

※本記事の公開日:2019年5月

在宅勤務・リモートワークのメリット

在宅勤務・リモートワークのメリット

まずは在宅勤務・リモートワークのメリットを6つ、実際の経験を踏まえてご紹介していきます。

1. 最大のメリットは通勤がなくなること!!

まず最大のメリットは、通勤時間がなくなることですね。もうこのメリットが圧倒的です

普段片道30分〜1時間とか、長いと2時間とか通勤に費やしている方もいらっしゃるかなと思います。往復かつ月単位で考えると、何十時間とかを通勤に使っていることになります。

在宅勤務であれば、当然のことながら朝の満員電車に乗る必要もないです。

起きたらすぐ仕事を始めることが可能ですし、逆に仕事が残っていて遅くなっても家なので遅くまですることも可能ですし、使れたらそのまま休めます。

2. 体調面でのパフォーマンスが上がる

在宅でのリモートワークの場合、上記したように通勤がなくなるので体力的にかなり楽になります。朝無駄に疲弊しないので、体調・体力面で業務上のパフォーマンスは上がるかなと思います。

また通勤しなくなるのでその分プレッシャーやストレスがなくなり、精神的に余裕を持てるという方も多いです。

やすのり
僕は家からオフィスまではDOOR TO DOORで20〜30分くらいです。それでも東京だと毎朝電車がめちゃ混んでる上に、乗り換え時も人が多くて、しかも毎朝のように電車が遅延するので、オフィスについた頃には体力の20%くらいは消費してました……。それがなくなるのはホントありがたい限り。

3. ちゃんと「生活」できる

在宅勤務だと家でそのまま作業することになるので、朝や夜の時間も比較的余裕を持てる感じです。

仕事後の夜も時間を取れるようになると、家族や友人、ペットと過ごす時間も取れますし、料理したりする時間も取れます。

お昼も時間があれば近所の定食屋さんに行ってみたり。

通勤があると家と職場の往復で1日が終わってしまいますが、在宅リモート勤務のおかげで失いかけていた日常を取り戻すことができた気がします……(笑)。

やすのり
僕も3〜4年ぶりに料理をしています……。在宅勤務を機に生活を少し丁寧にしてみてはいかがでしょう。

4. 場所の制約がなくなる

リモートワークの場合、基本的には住む場所の制約がなくなります。オンラインで仕事を進めることになるので、どこに住んでも問題ないわけです。

都心部にわざわざ住む必要もないので、地方都市はもちろん、時差やビザなどの問題をクリアできれば海外に住むこともできるはず。仕事を続けながら好きな場所で働けるのは、リモートワークの大きなメリットですね

やすのり
コロナが落ち着いたら、タイとかでしばらくリモートワークしたいな……。

もちろん今住んでいるところのまま仕事をしても良いですし、会社や職種によっては通勤・業務遂行できる範囲などの制限があるかもしれませんが。

在宅勤務やリモートワークが加速すれば、東京一極集中は薄れていくことが予想されますし、月の半分を東京、半分を地方で暮らすなどデュアルライフのようにライフスタイルも多様化してくるかもしれませんね。

5. 自分次第で仕事に集中できる環境をつくれる

オフィスでの作業の場合、人によっては周りの環境音がうるさかったり、人に頻繁に声をかけられたりで集中力が削がれる方も多いはず。

リモートワークの場合は、自室なので無音で静かに作業することもできますし(お子さんなどがいなければ)、逆に好きな音楽やBGMをかけながら作業することもできます。

やすのり
と言いつつも、長引く在宅でカフェBGMもポッドキャストも聞き飽きてきたので、最近はVoicyとか聞きながら作業しています。

また良くも悪くも雑談や無駄な声掛けが減るので、その分目の前の仕事に集中できます。

人によっては「コピーとってきて。お茶くんできて。」などの雑用が減る方もいるかもですね(笑)。人間関係を気にする方も、そのあたりのストレスはだいぶ薄れるのかなと思います。

6. 空いた時間を自己投資に使える

上記のように通勤がなくなったりすることで、時間が圧縮でき、体力・精神的な余裕もでてくると、仕事の前後に勉強や複業、サイドプロジェクトなど活動をする余裕が生まれます

通勤があると疲れて帰ってきて、仕事のあとになかなかそういったことをするモチベーションが生まれなかったり、日によって活動時間にバラツキがどうしてもでてくるかなと思います。

在宅勤務・リモートワークを上手に活用することで、ビジネスマンとして自己投資したり、活動の幅を広げるチャンスが生まれるのは大きなメリットかなと思います。

在宅勤務・リモートワークのデメリットや問題点

在宅勤務・リモートワークのデメリット・問題点

メリットに続いて、在宅勤務やリモートワークのデメリットや問題点についても7つ、合わせてご紹介いたします。

1. 集中力・生産性を維持するのが難しい

通勤がなくなり基本家などで作業することになるので、日々のメリハリがなくなるというのはありますね。

同じ場所にずっといると集中力が徐々に薄れてきたり、また周囲に同僚もいないのでプレッシャーが薄れてきたりというのはあるかもしれません。

在宅勤務やリモートワークの場合は、このあたりのセルフコントロールをしっかり身につけることが重要かと思います

やすのり
通勤していたからこそ、そこでスイッチを切り替えられる、という側面はありますね。無い物ねだりですが……。慣れの問題もあるのかも。

2. つい仕事をし過ぎてしまう

在宅勤務だと、日常と仕事の境目が曖昧になりがち。

家だと仕事をいつまでもできるので、気づいたら夜中になっていたり、お手洗い以外に席を全く立っていなかったり……。

仕事を始める時間と終える時間のオンオフをはっきり管理しないと、仕事をついし過ぎてしまうのも注意点かなと思います。

3. 雑談などのライト目なコミュニケーションが減る

在宅でのリモートワークの場合、メンバーとの気軽な雑談がなくなりがちになります。個人的には、これは結構なデメリットかなと思います。

オフィスで勤務している場合、気軽なコミュニケーションをしている中で仲良くなったり、お互いに理解をしたり、仕事のヒントを得たりすることもあります

オンラインだとそうした機会が少なからず減るので、チャットなどでも意識して積極的にメンバーと雑談をする必要があるのかなと思います。

やすのり
Slackで雑談チャンネルを作ったり、業務の前後にZoomで少し雑談するなど、割とそういうのが大切なのかなと思います。

4. 気軽に仕事を頼んだり相談しにくくなる場合も

雑談と同じようにオフィスにいたら気軽に話しかけて相談しやすいのですが、オンラインだとその気軽さが薄れがちです。

テキストだとそこまでですが、「直接話して相談する」ことのハードルは多少なりとも上がりますね

DiscodeやZoomなど色々ツールを使ったり、LINEで通話したりと、チームや個人でも色々と工夫する必要がありそうです。

また上手にテキストで意思伝達できないと誤解が発生したり、誤解されないように丁寧にまとめたりと、テキストコミュニケーションのスキルが低いとそのあたりも苦労するかもしれません。

5. 新規メンバー・新規業務のオンボーディングが難しい

業務内容によっては、オンライン上でオンボーディングするのが難しい場合もあります。

画面越しだとどうしても教えたいことが伝えにくかったり、やりとりが増えて伝えることにコストがかかったり

また同様に新規メンバーをオンボーディングする際も工夫が必要です。新規メンバーの業務進捗やモチベーションを把握していないと、詰まっていることを察知するのが難しいです。

逆に新規メンバーもチームや会社の雰囲気が分からない中でいきなりリモートだと、ちょっとした雑談・相談がしにくかったりするので、相互にコミュニケーションし、フォーローすることは重要かなと思います。

6. 一人暮らしの場合、孤独感がやばい

家族やシェアハウスなどに住んでいる場合はそこまで問題ないかもしれません。

しかし一人暮らしの場合、在宅勤務中は基本ずっと一人になるので、正直孤独感が半端ないです(汗)。

2週間くらいすると徐々に慣れてくるのですが、人によっては結構キツイかもしれません。業務外の時間は定期的にZoomとかオンライン飲みとか、通話するだけでも結構効果があります。

やすのり
僕はシェアハウス在住なのですが、盛り下がっているシェアハウスなのでほぼ一人暮らし状態でした……(笑)。早く状況が落ち着いたらリアルで飲み会とかしたい……。

7. 運動不足になる

在宅リモート勤務だと、気づけば何日も家に閉じこもってしまうのは結構あるあるなのかなと思います。

長時間座りっぱなしもそうですし、部屋が狭いと歩き回ることもあまりできませんし、そもそも外出せず歩く距離もどんどん短くなっていくので……。

通勤があれば最低限の運動を毎日することになりますが、在宅はそれがなくなるので、意識的に運動する機会をつくる必要がありますね

在宅勤務・リモートワークを上手く乗り切るコツ

在宅勤務・リモートワークのコツ

在宅勤務やリモートワークのデメリットや問題点も合わせて紹介してきました。

やはり生産性や集中力などが下がったりする面は、多少なりとも誰にでもあるかと思います。

特に普段オフィス勤務しかしたことがない状態で、いきなり在宅・リモートワークをすると、なかなかセルフコントロールが難しいです。

そうした課題をうまく乗り越えるのに、実際に在宅勤務する中で効果があった対策がいくつかありました。

在宅勤務・テレワーク11のコツ
  • 1. デスク周り・部屋の整理整頓をする
  • 2. 作業環境を整える
  • 3. 1日のタイムラインを一定に保つ
  • 4. アラームでタスク・生活リズムを管理する
  • 5. 自分にプレッシャーをかける
  • 6. 必要があればビデオ・LINEで通話する
  • 7. 定期的に目を休める・運動する
  • 8. 時々外に出て最低限リフレッシュする
  • 9. スマフォは目の見えないところに封印する
  • 10. 集中できるBGM・音楽のプレイリストを用意
  • 11. 在宅勤務だからこそ「生活」を楽しむ

詳細については下記記事でまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

またコロナが収束してくれば、コワーキングスペースを上手に活用するのも手ですよ!場所を変えることで、うまくメリハリをつけることもできます。

OFFICE PASS(オフィスパス)

昨年は奄美大島、一昨年はベトナムへリモートワークしに行きました。ときには遠出もおすすめです ↓

kA KONCEPT

【まとめ】在宅リモートはメリデメどちらもある!上手に活用しよう

在宅勤務・リモートワークのメリット、デメリットをまとめてきました。

なんといっても通勤・場所の制約がなくなり、時間を効率的に活用できるのがメリットですね。逆に在宅勤務・リモートだからこそ仕事を進めにくい場面もあるので、うまくチームや個人で工夫して最適化していけると良いのかなと思います。

個人的には基本は在宅・リモート勤務で、週〜月に定期的・もしくはイベントごとに出社するというのが良いのかなと思ったりはします。あと余裕があれば、シンプルに会社のそばに住むことですね(笑)。

あくまで個人的な所感ですし、またしばらく在宅リモートを続けていくことで新たに見えてくる面もありそうです。今後も更新していければと思います。

それでは!

多拠点生活やワーケーションについては下記記事も要チェック ↓↓

ABOUT US
やすのり
マーケター/ プロダクトマネージャー(@98nasi_nori )。ときどき旅人な91年生まれ。早稲田大学卒。都内ベンチャー企業にてマーケティングマネージャー、WebプロダクトのUI/UX改善の企画・PMなど担当。フルリモート勤務。もともとWebライター・編集者。開発やデザインも細々と勉強中…。学生時代は1年間の世界一周経験あり(過去約40ヶ国訪問)。お気に入りの国はベトナム、モロッコなど。好物は家系ラーメンとタピオカ。趣味は温泉とコワーキング巡り。
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