記事リストの抽出に便利!WPプラグイン「Export All URLs」の使い方・設定方法まとめ

やすのり
こんにちは!「Tekito style」を運営しているやすのり(@98nasi_nori)です。普段は都内でWebディレクター/マーケターなどをしています。

Webメディア・ブログを運営していると、数値計測などをするために「記事の一覧リスト」が欲しいことがあります。

そういう場合、WordPressなら「Export All URLs」というプラグインがとても便利でおすすめです。

記事ID、タイトル、URL、カテゴリを簡単に一括でリスト化してくれます

ということで本記事では、Export All URLsの使い方や設定方法などをご紹介していきます。サイト運営の参考にしてみてくださいね。

WordPressプラグイン「Export All URLs」とは?

Export All URLs
Photo by:WordPress公式サイト

「Export All URLs」は、記事のID、タイトル、URL、カテゴリなどを簡単に一括でリスト化する便利プラグイン

サイトの記事数が10記事とか少ない場合は、手動で記事リストを作成することもできます。

しかし記事数が数百など、多過ぎてデータ抽出が大変なケースも多いでしょう。WordPressサイトなら、このプラグインを使えば一括で簡単に抜き出しができます。

下記記事のように、記事ごとのPV数を計測するために計測用シートを作成したい場合などに便利です。

Export All URLs | WordPress公式サイト

知識があるならSQLで抽出してもよいでしょうが、多くの方は自力では難しいと思いますので、プラグインでサクッとデータ抽出しましょう!

記事リストを一回作成し以後使わなければ、プラグインを削除してもOKです。

Export All URLsの導入方法

まずExport All URLsの導入方法を見ていきましょう!基本的に他のWordPressプラグインと同じです。

インストールと有効化

Export All URLsのインストール

Export All URLsはWordPressの公式プラグインとして登録されているので、WordPress管理画面で簡単に導入できます。

管理画面のメニュー「プラグイン」>「新規追加」から、Export All URLsで検索。

「いますぐインストール」をクリックし、有効化します。

設定欄からインストールされてるか確認

ダウンロードし有効化したら、自動的にプラグインの設定ページに飛びます。

Export All URLs

管理画面の「ツール欄」にも項目が追加で表示されますよ。

Export All URLsの基本的な使い方

Export All URLsの使い方はとてもシンプルです。一つひとつ確認していきましょう。

(1)取得するデータ項目の設定

抽出したデータの項目を自由に設定することができます。

まずは下記のように設定してみましょう。

Export All URLs

Select a Post Type to Extract Data:

取得するページのタイプを下記から選択できます。

  • All Types(すべての種類のページ)
  • Pages(記事ページのみ)
  • Posts(固定ページのみ)

ここはひとまず「すべての種類のページ」を選択。

記事ページだけではなく、固定ページもリストとして抽出することができますよ。

Additional Data:

ページごとに取得する項目を設定できます。

  • Post IDs(記事ID)
  • Titles(記事タイトル)
  • URLs(記事のURL)
  • Categories(記事カテゴリー)
今回は「Titles」と「URLs」のみで設定してみましたが、そこはお好みでご調整ください。

Post Status:

  • Published(公開済み)
  • Pending(保留中)
  • Draft & Auto Draft(下書きと自動下書き保存)
  • Future Scheduled(配信予定の記事)
  • Private(非公開記事)
  • Trashed(ゴミ箱にある記事)
  • All(すべて:公開済み、保留中、下書き、公開予定、非公開、ゴミ箱)
抽出する記事データの公開状態を選択できます。ここでは「Published(公開済みの記事)」を選択してみます。

下書き記事なども含めたければ、各自設定を調整してみてください。

(2)データのエクスポート

設定が完了したら、Export Typeの「CSV」を選択し、「Export Now」ボタンをクリック。

Export All URLs

すると、画面上部に「Click here」と表示されるのでクリックします。

Export All URLs

記事ごとのタイトルやURLが一覧化されたCSVファイルを落とせているはずです。

Export All URLsの注意点

コンテンツのリストデータを抽出すると、場合によっては文字化けする可能性があります。

やすのり
私も文字化けしました。まぁよくあることです。

CotEditor

盛大に文字化けした場合は、CSVファイルをCotEditorなどのメモ帳で開くと修正できます。

CotEditor

文字のエンコーディングをMacユーザーの方は日本語(Mac OS)、Windowsの方は日本語(Windows)に変換し保存してみましょう。

再度CSVファイルを開くと、日本語が正しく表示されていますよ。

Export All URLsの詳細な設定方法

Export All URLsの設定方法についても解説していきます。

Export All URLs

「Post Status:」欄にある、

  • Show Filter Options
  • Show Advanced Options

についてそれぞれ見ていきましょう。必要に応じて使ってみてください。

Show Filter Options

Export All URLs

  • Date Range:(公開日の範囲)
  • By Author:(著者)

ここでは、コンテンツ公開日時の範囲と執筆者を指定することができます。

例えば、「今月公開したライターAさんのみの記事リストを抽出」したい場合に使う感じですかね。

Show Advanced Options

Export All URLs

  • Exclude Domain URL:(ドメインURLの除外)
  • Number of Posts:(投稿数の指定)
  • CSV File Path:(CSVファイルの保存先の指定)

このあたりはかなり細かいので、お好みで調整してください。

ドメインURLを除外したい場合は、必要であればはここで除外しても良いですし、出力したCSVファイル上で一律削除しても良いですし。

投稿数の指定は謎な仕様ですが、抽出する記事数を指定できる感じです。

例えば全200記事中から10記事のみ抽出したい場合、「1〜11」みたいに設定するとランダムで10記事選ばれる感じです。あんまり設定する意義はないかなと。

CSVファイルの設定について

「CSV File Path」については、出力したCSVの保存先のパスを指定できます。

デフォルトでは「wp-content/uploads」に保存されますが、特に変更しなくてもOKかと。

ただしここで気づきましたが、出力したデータは全てサーバーにアップされてしまうようですね

データ抽出後に下記の案内が出るので、クリックして削除しておくと良いかなと思います。もしくはサーバーから手動でファイル削除しておきましょう。

Export All URLs

Once you have downloaded the file, it is recommended to delete file from the server, for security reasons.Click Here to delete the file. And don’t worry, you can always regenerate anytime.
「ファイルをダウンロードしたら、セキュリティ上の理由から、サーバーからファイルを削除することをお勧めします。ここをクリックしてファイルを削除します。いつでも再生成できますので、削除しても心配する必要はありません。:)」

記事リストを作るならExport All URLsを活用しよう

Export All URLsは、コンテンツを一括でリスト化するなら便利なプラグインです。

上手に活用して作業を効率的にしましょう。

一度データを抽出して利用が不要になれば、プラグインを削除すればOKです!

上記のように、WordPressで局所的に使うと便利なプラグインは色々あります。下記記事でもまとめているので、良かったら参考にしてみて下さいね。

ABOUT US
やすのり
マーケター/ プロダクトマネージャー(@98nasi_nori )。ときどき旅人な91年生まれ。早稲田大学卒。都内ベンチャー企業にてマーケティングマネージャー、WebプロダクトのUI/UX改善の企画・PMなど担当。フルリモート勤務。もともとWebライター・編集者。開発やデザインも細々と勉強中…。学生時代は1年間の世界一周経験あり(過去約40ヶ国訪問)。お気に入りの国はベトナム、モロッコなど。好物は家系ラーメンとタピオカ。趣味は温泉とコワーキング巡り。
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